スーパーでのできごと

年末にスーパーでお買い物をしていた時のことです。大きなカートを押して、食材を見て回っていました。そこはとても広いスーパーなのでショーケースとショーケース間の通路もけっこうな広さです。そして、魚の冷凍コーナーを見ている時、私は賞味期限を一生懸命に見ていてカートから手を放していました。1、2分経って商品を決め、カートに入れようとしたところ、なぜだかありません。辺りを見回すと、反対側の冷凍ショーケースを見ているお爺さんにのところまでコロコロと動いていました。とっさに「あ!ごめんなさい!」と声をかけたのですが何も返事はなく、お爺さんの顔を見るとものすごい集中力で食材を吟味していました。早くどかそうとカートの取っ手を持ち動かそうとした時、カートの角がちょうどお爺さんのお尻の割れ目にクリーンヒットしている事に気付きました。「もしかして、痛くて動けないんじゃ…?」と思い、再度すいませんでしたと声をかけたのですが、やはり魚の冷凍を両手に持ち一生懸命見比べているのでクリーンヒットにも気付いていないのかなと思い、その場を去りました。あのお爺さんのお尻の割れ目には申し訳ないことをしたと思いながらも、思い出しては何度も爆笑しています。