地元のT先輩パチンコ店にて

仕事のT先輩とパチンコ屋に行ったお話。 いつものように、パチンコをしていた。その日はとても調子が良く僕は3万円ほど勝つことができた。一方の先輩はかなり調子が悪く「5万円負けたと」半分泣きそうな声で言ってきた。それでもまだ先輩は打つと言ったので先に帰ることにした。次の日、先輩が「昨日5万円勝った。だから奢ってやるよ」とご馳走してくれた。「あれからよく捲りまししたね」と言ったら「ちげーよ、あの後台探してたら財布が落ちててその中に10万円入ってたんだよ。だから、5万円勝ち」それを聞いて正直ひいた「大丈夫ですか、捕まっても知らないですよ」T先輩「大丈夫、誰にもバレてないから」と謎の自信。 2ヶ月後、僕の携帯が鳴った。「もしもしこちら◯◯警察の者だけど、◯◯さんですか、2ヶ月前◯◯パチンコ店で財布を拾ったでしよ」と電話が来て一瞬で先輩の事を思い出した。なぜか財布を取った犯人が俺だと警察が疑っている。取り合いず電話を切って急いでT先輩に連絡した。しかし、何度も電話しても出ない。仕方がないのでLINEで「2月前の財布の件で警察から連絡が来て僕が疑われています。」とメッセージを送った。その後警察から連絡がきて今すぐ警察署まで来いと言われ向った。 そして、警察署について全て真実を話した。そしたら先輩から電話が掛かってきた。周りにいた警察官がそれに気がついて「例の奴か?スピーカーにしろ」と言われ電話に出ると「もしもし、まだ言ってないよな、絶対言うなよ」メチャメチャT先輩が焦って言ってきたのが、警察に丸聞こえになっていた。 まさにドラマのようでしたが、その場は僕もただただ焦ってしまってどうすることもできなかったのですが、今思うとおかしくて仕方がない。いまだに酒のつまみの話として語り継いでいる。